最終更新日(Update)'18.05.01 | |||||||||||||||
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季節の一句 岡 あさ乃 |
「魔 法 瓶」 (作品) 白岩 敏秀 |
曙集・鳥雲集(巻頭6句のみ掲載)坂本タカ女 ほか |
白光集(村上尚子選)(巻頭句のみ掲載) 森 志保、髙島 文江 ほか |
白光秀句 村上 尚子 |
句会報 坑道句会 荒木古川句碑吟行記 森山 暢子 |
白魚火集(白岩敏秀選)(巻頭句のみ掲載) 中村 國司、斎藤 文子 ほか |
白魚火秀句 白岩 敏秀 |
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季節の一句 |
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(出 雲) 岡 あさ乃 |
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鯉幟空を元気にしたりけり 橋本 快枝 |
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曙 集 | |
〔無鑑査同人 作品〕 | |
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河 烏 (旭 川)坂本タカ女 涅 槃 (静 岡)鈴木三都夫 古川句碑 (出 雲)山根 仙花 「よすみ」 (出 雲)安食 彰彦 折 紙 (浜 松)村上 尚子 しをり紐 (唐 津)小浜史都女 |
脳 梗 塞 (宇都宮)鶴見一石子 雀 の 子 (東広島)渡邉 春枝 正 文 忌 (浜 松)渥美 絹代 皆既月食 (函 館)今井 星女 凍 鶴 (北 見)金田野歩女 二月尽く (東 京)寺澤 朝子 |
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鳥雲集 | |
巻頭1位から6位のみ | |
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初 蝶 (藤 枝)横田 じゅんこ 春遅々と (宇都宮)星田 一草 梅 見 頃 (浜 松)野沢 建代 |
春 一 番 (浜 松)佐藤 升子 蜆 舟 (松 江)西村 松子 寒明くる (浜 松)阿部 芙美子 |
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白光集 | ||
〔同人作品〕 巻頭句 | ||
村上尚子選 | ||
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森 志保(浜 松) 停留所のベンチに座る雪だるま 髙島 文江(鹿 沼) ここからは山道梅の匂ふなり |
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縁側に猫のうたたね山笑ふ 黄のパンジーもつとも光かへしけり 身じろげばきしむベンチや水温む 新しき杖を下ろして青き踏む 故郷を離るる朝の蜆汁 戦場からの父の文ありあたたかし 日の暮るるまで涅槃図の声を聞く 春愁ひ紅茶の湯気の消えやすく 渡さるるバトン春へと飛び出せり ふくらめる艶紙の鶴山笑ふ 如月や金平糖の専門店 氷ごとがばと漬物取り出しぬ 自販機の珈琲を待つ春隣 かさあげの防潮堤に若布干す あたたかや夫のチョッキを手放せず |
⻆田 和子 早川三知子 高橋 茂子 宮﨑鳳仙花 高内 尚子 高田 茂子 斎藤 文子 飯塚比呂子 林 浩世 牧沢 純江 石田 千穂 山羽 法子 松本 義久 加茂川かつ 埋田 あい |
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白魚火集 |
〔同人・会員作品〕 巻頭句 |
白岩敏秀選 |
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鹿 沼 中村 國司
冬木立ひときは高き法務局 磐 田 斎藤 文子 立春のピアノより音溢れけり |
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白魚火秀句 |
白岩敏秀 |
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虚子風生一都正文涅槃西風 中村 國司(鹿 沼) 伝統とは貴重なものである。『白魚火』は先師荒木古川によって昭和三十年九月に第一号が発行された。五月号で通巻七五三号になる。以来、師系が正しく受け継がれて今日に至っている。 立春のピアノより音溢れけり 斉藤 文子(磐 田) 窓越しに聞いているのか、演奏会で聞いているのか。ピアノから打ち出される曲は軽快そのもの。冬の寒さで凍っていた音符が、春とともにどっと溢れ出したと思うほどである。 御座舟のもそろもそろと和布刈祭 三原 白鴉(出 雲) 一読して出雲の日御碕神社の和布刈神事のことと分かる。歳時記には和布刈神事は北九州市の和布刈神社の神事とある。出雲の伝統ある「和布刈祭」も季語として認めてもいいのではないかと思っている。 笹小屋を訪ふ橋閉ざされて山眠る 小林さつき(旭 川) 笹小屋を訪ねたとき、確かに橋を渡った。橋の下を流れる川が石狩川の源流だと聞いたような遠い記憶。平成十五年に旭川で行われた全国大会。あのときは青葉の美しいころだったが、今は冬。橋が閉ざされてここを訪れる人もいない。しんとした雪の笹小屋。小屋にカムイが居そうな幻想的な句。 梅の宮巫女の結べる恋みくじ 萩原 一志(稲 城) 白梅が咲き揃ったある神社での出来事。神に仕える身といえども、まだうら若い乙女の巫女である。胸に秘めた恋があるのか、美しい恋を願ってか。はにかむように神籤を結んで去っていった。白梅と巫女の恋みくじの取り合わせ。その意外性に瞠目。 湯たんぽのくすくす笑ふごとき音 佐久間ちよの(函 館) 湯たんぽを寝床に入れようとしたとき、ぽちゃぽちゃと鳴った。小さい音だったが、くすくす笑いのように聞こえたという。夜の寒さから守って、添い寝してくれる湯たんぽへのあいさつのような句である。 卒業の四人送りて閉校す 渡邉知恵子(鹿 沼) 四人の卒業生だから、過疎化の進んでいる地域なのだろう。式には地域の全員が出席して卒業生を送っている。皆がこの学校の卒業生なのである。卒業を祝う気持ちと母校が消えていく寂しさが入り交じった、複雑な心境の出席者…。 チャレンジと蕗味噌食ぶるマットさん 島津 直子(江 津) 昨今は外国人客や留学生が多くなってきた。日本のよさを十分に吸収して欲しいものである。 教室の朝のストーブ皆囲む 森山真由美(出 雲) 白息を吐きながら、教室に入ってきた生徒たち。早速にストーブを囲んで、賑やかにお喋りをする。元気な教室の一日の始まりである。「皆囲む」に生徒たちの明るい笑顔が見える。 |
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