最終更新日(Update)'17.10.01 | |||||||||||||||
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季節の一句 林 浩世 |
「汗しつつ」 (作品) 白岩 敏秀 |
曙集・鳥雲集(一部掲載)坂本タカ女 ほか |
白光集(村上尚子選)(巻頭句のみ掲載) 竹内 芳子、上武 峰雪 ほか |
白光秀句 村上 尚子 |
句会報 群馬白魚火会 総会及び俳句会 遠坂 耕筰 |
句会報 平成二十九年度栃木白魚火 第一回鍛練吟行句会報 松本 光子 |
句会報 坑道句会 荒神谷史跡公園吟行記 三原 白鴉 |
白魚火集(白岩敏秀選)(巻頭句のみ掲載) 林 浩世 、小村 絹代 ほか |
白魚火秀句 白岩 敏秀 |
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季節の一句 |
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(名古屋) 檜垣 扁理 |
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爆心地を踏む足元に秋の蝶 村上 尚子 迎火に幼き者の残りけり 中山 雅史 芋虫の山を動かしさうな奴 二宮 てつ郎 |
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曙 集 | |
〔無鑑査同人 作品〕 | |
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つるでまり 坂本タカ女 大 瑠 璃 鈴木三都夫 合歓の花 山根 仙花 貧 厨 安食 彰彦 滝 村上 尚子 媛 の 宮 小浜史都女 |
御仏の道 鶴見一石子 晩 夏 光 渡邉 春枝 からすうりの花 渥美 絹代 葉桜の頃 今井 星女 朝 涼 金田野歩女 晩 夏 光 寺澤 朝子 |
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鳥雲集 | |
一部のみ。 順次掲載 | |
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葦 茂 る (鹿 沼)齋藤 都 百 日 紅 (宇都宮)宇賀神 尚雄 捕 虫 網 (浜 松)佐藤 升子 合歓の花 (江田島)出口 廣志 合歓の花(宇都宮)星 揚子 棚 経 (牧之原)本杉 郁代 浴 衣 掛 (出 雲)渡部 美知子 落 し 文 (群 馬)荒井 孝子 烏瓜の花 (浜 松)安澤 啓子 |
ひぐらし (群 馬)鈴木 百合子 花 火 (東広島)挾間 敏子 青なんばん (旭 川)平間 純一 青 山 河 (宇都宮)松本 光子 桃冷やす (浜 松)弓場 忠義 瑠璃光寺 (出 雲)生馬 明子 岩 煙 草 (牧之原)小村 絹子 夏 空 (松 江)寺本 喜徳 |
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白光集 | ||
〔同人作品〕 巻頭句 | ||
村上尚子選 | ||
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竹内 芳子(群 馬) ぬばたまの闇に香を立て今年竹 上武 峰雪(平 塚) 泰山木の花散る風をおこしつつ |
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石窯のピザ焼きあがる朝曇 みどり児の両手まさぐる涼しさよ 端居して少し素直になれさうな フライパンに二個焼く卵今朝の秋 亡き夫の寝息聞こゆる籠枕 シャンソンの流るるラヂオ明易し 冷房のよく効きコーヒーよく香る 逝きし子の好きな甘酒供へけり 髪洗ふ九十二回の誕生日 合歓咲くや手の平に乗るベビー靴 灯を消して団扇ひとりの音たつる 肩へ貼るしつぷの匂ひ夜の秋 汲み置きの水あめんぼの一大事 十円の切手貼り足し夏見舞 紫蘇揉めば指くれなゐに若返り |
福嶋ふさ子 渡部 幸子 大塚 澄江 森田 陽子 金子きよ子 佐藤 琴美 牧野 邦子 山田 哲夫 佐久間ちよの 石田 千穂 坪井 幸子 佐川 春子 秋穂 幸恵 杉原 潔 中西 晃子 |
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白魚火集 |
〔同人・会員作品〕 巻頭句 |
白岩敏秀選 |
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浜 松 林 浩世
文机に小さき影さす火取虫 松 江 小村 絹代 三輪山を真正面に茅の輪立つ |
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白魚火秀句 |
白岩敏秀 |
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息子から男に変はるサングラス 林 浩世(浜 松) 母親にとって、息子はいつまでも子どもであり、少しも成長しないと思っている。ところがある日、パリッとした服装で出掛ける支度をしていた息子が、サングラスを掛けているではないか…。それは母親が口を挟む余地がないほどの男ぷっりのよさ。息子の知らない一面をみた驚きと大人になったと思う安堵の交じる母親の複雑な心理が伝わってくる。 首塚のぽつねんとあり青田風 小村 絹代(松 江) この首塚は、前後の句から乙己の変(六四五年)で斃れた蘇我入鹿のものだと分かる。首塚は奈良・明日香村の飛鳥寺から一○○メートルほどの所にある。 均す土駆け抜くる土炎天下 計田 美保(東広島) 今年の球児たちの甲子園の夏は終わった。勝者も敗者もともに暑い夏であった。 山彦の涼風連れて戻りけり 渡部 幸子(出 雲) ヤッホーと呼べばヤッホーと応える山彦。作者の立つ山はまだ暑いのに、山彦は応えるだけではなく涼風を連れて来たという。向こうの山彦の住む山には、小さな秋が生まれていたのだろう。思い切った飛躍が涼感を呼ぶ。 義経の波浪に見えし青葉潮 池田 都貴(宇都宮) 源義経の人気は衰えていないようだ。蝦夷に渡ったとか、大陸に渡って成吉思汗になったという説など色々である。揚句も滔々と北上する青葉潮に義経像を重ねている。波の逆巻く壇ノ浦の海に義経の「八艘飛び」を見たという。まるで平家滅亡の幻影を見ているような句である。 花火師に届けと拍手送りけり 榎並 妙子(出 雲) 洗ひたる手のすぐ乾く土用入 冨田 松江(牧之原) 今年の土用入は七月十九日。梅雨が明けて暑さが本格的となる時である。 カーテンを引けば青空颱風過 大滝 久江(上 越) 天気予報通りに、一晩中風が唸り雨が激しく降った。まんじりともせずに夜を明かした作者。朝になって恐る恐るカーテンを引いて見上げた空には、何とコバルトブルーの空が広がっているではないか! 颱風の置き土産に感謝感謝…。 独り居の母置き帰る夏燕 森山世都子(松 江) 母は連れ合いを失ってから、ずっと独りで暮らしている。折りにつけて母を訪ねているのだが、やがては自分の家庭に帰らなければならない。残される者も残す者も心配と淋しさに胸が一杯になる。空には―親子の気持ちを知らない夏つばめが無心に飛び交っている。 |
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