最終更新日(Update)'17.09.01 | |||||||||||||||
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季節の一句 林 浩世 |
「波 頭」 (作品) 白岩 敏秀 |
曙集・鳥雲集(一部掲載)坂本タカ女 ほか |
白光集(村上尚子選)(巻頭句のみ掲載) 中山 雅史、田口 耕 ほか |
白光秀句 村上 尚子 |
句会報 「浜松白魚火会」島田吟行 高田 茂子 |
句会報 平成二十九年度 実桜総会吟行記 平野 健子 |
坑道句会一畑寺吟行記 原 和子 |
白魚火集(白岩敏秀選)(巻頭句のみ掲載) 西村 ゆうき 、計田 美保 ほか |
白魚火秀句 白岩 敏秀 |
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季節の一句 |
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(浜 松) 林 浩世 |
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山よりの夕陽まつすぐ新松子 鈴木 敬子 軍鶏食つてのしのし歩く月夜かな 山田 眞二 |
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曙 集 | |
〔無鑑査同人 作品〕 | |
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遠 雷 坂本タカ女 砂丘片々 鈴木三都夫 若 葉 寺 山根仙花 天 蚕 安食彰彦 ハンカチの木 村上尚子 母の部屋 小浜史都女 |
田 掻 馬 鶴見一石子 笹 百 合 渡邉春枝 麦 の 秋 渥美絹代 小樽商大 今井星女 羆 情 報 金田野歩女 武蔵国「府中」吟行 寺澤朝子 |
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鳥雲集 | |
一部のみ。 順次掲載 | |
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露 涼 し (松 江)西村 松子 梅 雨 晴 (浜 松)福田 勇 六 月 (出 雲)荒木 千都江 古 刹 (出 雲)久家 希世 梅雨の黴 (群 馬)篠原 庄治 一畑薬師 (松 江)竹元 抽彩 |
滝しぶき (江 別)西田 美木子 見えぬ力 (唐 津)谷山 瑞枝 明 易 し (江田島)出口 サツエ 山 笑 ふ (函 館)森 淳子 烏賊釣火 (浜 松)大村 泰子 神輿渡御 (札 幌)奥野 津矢子 |
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白光集 | ||
〔同人作品〕 巻頭句 | ||
村上尚子選 | ||
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中山 雅史(浜 松) 明け易し噴煙竹のごとく折れ 田口 耕(島 根) 不昧公おなりの書院額の花 |
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レグルスとなつてまたたく蛍かな 半夏雨厨に匂ふ煎じ薬 篠の子採り熊除け鈴の追うてくる 紫陽花のどこから見ても真正面 ところ天短き箸を落としけり 蟻の列猫が乱してしまひけり 出目金の尾鰭重たくひるがへる 烏柄杓この世にぬつと出たりけり 地下足袋の娘祭の真ん中に 稜線に雲の湧き出づ栗の花 海猫鳴くや欠航明けの稚内 虎が雨開きしままの文庫本 挨拶はなすびの出来の話から 八つ割りにして三日月のメロンかな 菱形の杏仁豆腐夏は来ぬ |
原 和子 友貞クニ子 沼澤 敏美 橋本 快枝 鈴木 敬子 内田 景子 植田さなえ 牧沢 純江 佐藤 琴美 清水 春代 高田 茂子 髙部 宗夫 多久田豊子 萩原 峯子 和田伊都美 |
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白魚火集 |
〔同人・会員作品〕 巻頭句 |
白岩敏秀選 |
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鳥 取 西村 ゆうき
五月晴海と棚田のひかり合ふ 東広島 計田 美保 余命ありてこその予定や鰻食ふ |
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白魚火秀句 |
白岩敏秀 |
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青梅の落つもう誰も住まぬ家 西村ゆうき(鳥 取) 最近まで人声があり、夜になれば灯りが点いた家。今では人声も灯りもない無人の家になってしまった。 もうスーツ着ることもなし冷奴 計田 美保(東広島) よく働いてくれたこのスーツももう着ることがない。退職した今、暑い時も寒い時も頑張ってくれたスーツに、独り言のように語りかけている句である。 アルプスの稜線走るはたた神 中山 仰(高 知) 登山の途中、にわかに曇った空から雷鳴が稜線を走る。或いは日雷か。いずれにしても、アルプスの鋭い稜線が鋸の歯のように雷鳴の天へそそり立っている。 散り果てし薔薇一輪の堆し 吉村 道子(中津川) 毎日水遣りなどして、大事に育てた薔薇もついに散るときがきた。そして、今日完全に散り果ててしまった。 雨脚の火花のごときゆだちかな 秋葉 咲女(さくら) 突然に黒雲が空を覆い、沛然と夕立が降ってきた。一瞬にして交差点にも道路にも人影が消えてしまった。 便箋の色変へてみる梅雨曇 熊倉 一彦(日 光) 今にも降り出しそうな梅雨曇が続いている。そんなある日、書かねばならない一通の手紙。拝啓と書いたが、あとが続かない。溜息ばかりが出る。そこで気分転換に便箋の色を変えてみたのだが…。 月下美人声かけて待つ両隣 荒瀬 勝枝(出 雲) 丹精を込めて育てた月下美人が、いよいよ今夜咲きそうだ。白い大輪の花は数時間しか咲かないという。早速、両隣に声をかけてみたところ、両隣とも家族全員でやって来た。 滝しぶき真つ正面に浴びてをり 小松みち女(小 城) 轟音を立てて落ちてくる滝は豪快。気持ちを奮い立たせてくれる。 窓多きクルーズ船の春灯 佐々木克子(函 館) 日暮れに入港した大きなクルーズ船。沢山の窓のそれぞれに春灯が点いている。見知らぬ日本を旅するという、わくわくした好奇心が春灯の数ほど乗っている。夢を見るような楽しい句である。
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