| 最終更新日(Update)'18.01.01 | |||||||||||||||
      
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坂田 吉康、大河内ひろし ほか  | 
    
計田 美保、渥美 尚作 ほか  | 
    
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| 季節の一句 | 
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| (札 幌) 奥野津矢子 | 
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| 曙 集 | |
| 〔無鑑査同人 作品〕 | |
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 ならひ吹く  坂本タカ女   月  鈴木三都夫  火 吹 竹  山根 仙花  冬 銀 河  安食 彰彦  糸 瓜 棚  村上 尚子  野菜づくり  小浜史都女  | 
       リハビリ  鶴見一石子  石蕗の花  渡邉 春枝  鋲のあと  渥美 絹代  鳥取砂丘  今井 星女  音 楽 堂  金田野歩女  秋 遊 び  寺澤 朝子  | 
    
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| 鳥雲集 | |
| 一部のみ。 順次掲載 | |
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 火 恋 し (松 江)森山 暢子  秋  天 (出 雲)荒木 千都江  漁  夫 (出 雲)久家 希世  枯 野 原 (群 馬)篠原 庄治  秋  桜 (松 江)竹元 抽彩  衣手の句碑 (浜 松)福田  勇  二 等 席 (唐 津)谷山 瑞枝  | 
 秋 の 海 (江田島)出口 サツヱ  秋  祭 (函 館)森  淳子  天 高 し (浜 松)大村 泰子  福 分 け (札 幌)奥野 津矢子  石の里大谷 (鹿 沼)齋藤  都  た  び (江 別)西田 美木子  | 
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| 白光集 | ||
| 〔同人作品〕 巻頭句 | ||
| 村上尚子選 | ||
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       坂田 吉康(浜 松) 大会を終へさはやかに師の墓前 大河内ひろし(函 館) 村芝居子供にパパと名指しされ    | 
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| 草の穂のなびけば光生まれけり 草の実の飛び付く紺の背広かな 縁の日をからめて毛糸編みにけり 傘立に母の杖あり秋日和 張り替へて松の影引く白障子 焼きたてのパン手作りの林檎ジャム 一歳の子にもあしあと今年米 今生の尻を据ゑたる瓢かな 秋薔薇や誰もすわらぬ椅子二つ 長押より下ろす遺影や秋時雨 献立を決めて大根抜きにけり 裏年の柿を烏と分かちけり 今年米花咲くやうに炊き上がる 芒野に身を潜むれば波の音 大根蒔く白寿の叔母の確かな手  | 
      植田さなえ 渥美 尚作 飯塚比呂子 鈴木 誠 金子きよ子 市野 惠子 永島 典男 山西 悦子 森田 陽子 大庭 南子 堀口 もと 山本 美好 荒木 悦子 佐々木よう子 髙部 宗夫  | 
    
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| 白魚火集 | 
| 〔同人・会員作品〕 巻頭句 | 
| 白岩敏秀選 | 
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|  東広島  計田 美保
         笛方の子の眼きらきら里神楽 浜 松 渥美 尚作 榠樝の実香る因幡の山庄屋  | 
    
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| 白魚火秀句 | 
| 白岩敏秀 | 
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石州の光芒紡ぐ紙漉女 計田 美保(東広島)  石州はかつての石見国。現在の島根県西部地方になる。石州和紙は万葉歌人柿本人麻呂によって奈良時代に伝わったとされる。 榠櫨の実香る因幡の山庄屋 渥美 尚作(浜 松)  この句は因幡街道の智頭宿にある国の重要文化財の石谷家住宅で詠まれたものである。 今切りし竹もまじへて稲架を組む 山田ヨシコ(牧之原)  稲刈りは農作業の最後の仕上げである。今は機械化で稲刈りや脱穀を同時にしてしまうが、揚句は天日干しの稲。 嬰といふ魔法使ひや小鳥来る 渡辺 加代(鹿 沼) 赤ん坊は百面相をすると言われている。笑う顔、泣く顔、喜ぶ顔そして気張っている顔。どの顔を見ても大人達は一喜一憂する。大人たちの気持ちを明るくも、悲しくもさせる赤ん坊はまさに魔法使いである。そんな小さな魔法使いを小鳥が窓から覗いている。 貼り終へし障子に影の夫帰る 山﨑 カネ(浜 松)  「影の夫」を失礼ながら、亡くなった夫と解釈している。作者が年配の方だからである。張り替えた障子に映った影は夫のもの! 長年連れ添った夫婦だったからこそ分かる直感なのだろう。 秋の水石がま漁の石積みに 広川 くら(函 館)  鳥取市の西郊に湖山池がある。湖山池は美田が一夜にして池になったという湖山長者の伝説が知られている。その池の北西部の三津というところに石がまはある。石組魚礁で鮒などを獲る漁法で、厳冬期に行われる。 一軒へ郵便バイク谷紅葉 山崎てる子(江 津) 山あいにある集落なのだろう。バタバタと郵便バイクの音が一軒の家に入っていった。句は寡黙だが、おそらく配達が終わるまで誰にも会わないような小さな集落。郵便バイクの動きはただ谷紅葉だけが知っているのみ。過疎の進む集落の有り様が伝わってくる。 新米の旗立て直す米屋かな 浜野まや子(三 郷) 米は、今ではスーパーマーケットやドラッグストアで買える時代である。だから、米屋さんも大変だろうと思う。しかし、新米の季節は劣勢を挽回するとき。その意気込みが「旗立て直す」に出ている。立て直された旗は威勢よく風にはためいている。思わず米屋を応援したくなる句である。 蒲団干す隣の家も干してをり 天倉 明代(三 原)  今日の晴天を逃すまじと家中の蒲団を干している。ふと横をみると、何とお隣さんも負けじと蒲団を干しているではないか。お互いに顔を見合わせてにっこりとなる。うららかな小春日和の出来事。  | 
    
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