最終更新日(update) 2016.01.01
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白魚火社
〒691-0014 島根県出雲市口宇賀町409
Tel 0853-63-3601
Fax 0853-63-3628
振替 01480-6-5400 |
沿革
島根県平田市(現在は出雲市)に昭和30年(一九五五)9月、富安風生の
“若葉”の子誌として同人中村春逸を主選者に創刊。 昭和34年から同人
西本一都が継承、昭和38年に結社組織となり主宰就任。その後、
藤原杏池、荒木古川、仁尾正文を経て、現在、白岩敏秀主宰。
平成28年1月現在、通巻725号。
読み易く、親しみ易く、また足で作る具象的、具体的俳句をモットーとし
ている。 |
*600号を迎えて…仁尾正文(リンク)
(白魚火の歴史詳述) |
満月を生みし湖山の息づかひ 富安風生
紫陽花や任地変わりしこと八度 西本一都
晩じるといふ里ことば稲の花 荒木古川 |
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*白魚火とは宍道湖における白魚漁のカンテラの火を言う。 |
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『白魚火燦燦』上梓 |
平成20年2月 |
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『白魚火燦燦』は、平成9年から平成19年までの、仁尾正文前主宰
による白魚火誌掲載の「白魚火秀句(作品鑑賞集)」抜粋です。 |
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・A5判、本文324頁
・定価 3000円(税込み)
・申込は葉書にて。本を受取ってから、郵便振替にて支払ってください。
・申込先: 〒691-0001 出雲市平田町2265 荒木千都江 あて |
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<100ページの一部紹介> |
女座りのをんならに今年酒 白岩敏秀
「女座り」という言葉は辞書にはないがよく分る。男の胡座に相当するもので、肩肘を張らぬ時の女性の楽な座り方だ。何人かの女のグループ。打上げ会だとか婦人会役員会の後とか、一くつろぎしたとき一本の新酒の口が開けられた。上戸にはこれがお喋りの潤滑剤になり、下戸もその輪の中に引込まれて、わいわい、がやがや大いに盛り上がったのである。「女座りのをんならに」と具象がよいのでその状景も雰囲気も詳さに見えてくる。なお、この句の「をんならに」の「に」の切れが効果的であった。 同掲の
肌寒や薬缶の蓋に穴ひとつ 敏秀
の「薬缶の蓋の穴」も「肌寒や」と並べられると驚く程存在感を顕著にした。
田仕舞の煙の中を下山せり 渥美絹代
田仕舞をしているのは棚田であろう。棚田すなわち千枚田は、景観だけでなく・・・・・・・・ |
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***仁尾正文 作句信条***
<わが俳句足もてつくるいぬふぐり 西本一都>を踏襲して自然の中での作句を目差す。「心は物を通さなければ伝えられない」という説に共鳴して、具象的、具体的な写実を唱導している。 |
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