最終更新日(updated) 2012.01.20 |
期間:平成23年9月10-13日 於:岡山 |
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平成24年1月号へ |
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岡山吟行記 |
(松江)竹元 抽彩 |
一、はじめに 白魚火全国俳句岡山大会の参加記を私の持ち帰った句帳を通して書いて見た。今回の大会参加の私の目的の一つは、吟行句を通して自分なりの思い出の一齣を持って帰ることであり、先ず多作に徹して随分多くの句を句帳に貰って帰った(約六十句)。拙句であっても私の思い出に残れば、それが成果である。私の行動を順次拙文の中に一部俳句を羅列した。私の未熟さを曝けるものであるが、ご容赦願いたい。 二、一日目(九月十一日(日)) 午前二時全国大会の会場となる岡山駅前の「ホテル、グランヴィア岡山」に到着。 三、二日目(九月十二日(月)) 四、三日目(九月十三日(火)) 五、終りに |
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大会舞台裏寸描 |
(栃木)柴山 要作 |
岡山大会が無事終りほっとしていたところへ、編集部より連絡がありましたので、行事部の一員として感じたことを記してみます。 今年度は岡山駅に直結した至便なホテルを会場としましたが、費用の面での事前の交渉に殊の外苦労しました。大きなホテルほど室料がびっくりするほど高く、青木華都子副主宰(行事部長)が中心になり大会二週間前までその折衝を続行しました。その結果、会場費、宿泊費それぞれについて約六十パーセント、三十パーセントの値引きを引き出し、予算全体の執行のめどが何とか立ちました。 今年度は誌友の少ないところでの開催であり、大会運営の面でも例年にない苦労がありました。 受付、句会準備、披講、代返、写真、大会記録、懇親会などの担当者を開催地に近い広島、島根、佐賀、昨年度開催地の浜松、さらには来年度開催地の栃木の皆さん、四十名の方々に分担していただきました。 このうち句会準備(句稿作成)係は、福田勇、弓場忠義、坂田吉康、富田育子、新屋絹代、清水純子さんたち浜松を中心に、広島、島根、栃木の皆さんがその任にあたり、コピー機担当の螺良由美子さん(栃木)、選句室担当の久家希世さん、荒木千都江さん(島根)との連携のもとに三日間、文字通り大奮闘されました。句稿作成はまさに時間との戦いであり、作業中の部屋に入ると熱気でむんむんとしており、声を掛けるのも憚られる感じがしました。最終段階で特選句、入選句についての氏名確認の作業を、披講・代返係との間でしなければならず、この時は殺気立つ程でした。 二回目の句稿作成に先立って福田勇さんから選句の時間を繰り上げ、準備時間を確保して欲しいとの日程変更の申し入れが強力にあり、対応に苦慮する状況もありました。 披講、代返については昨年度の経験を踏まえ、浜松の阿部芙美子・村上尚子・大村泰子・佐藤升子・林浩世の皆さんにお願いし、美しく、はきはきした声で、たいへんスムーズに進行していただきました。 また、受付係では源伸枝さんを中心とする広島、島根、栃木の皆さん、懇親会係では島根の竹元抽彩さんや栃木の皆さん、写真係では広島の中村義一さん、大会記録係では出口廣志さんに大変なお骨折りをいただきました。 係になられた方の中には、大会中吟行に出かけられなかった方も多かったと思いますが、披講の折皆さん何回もお名前を読み上げられており、さすがだなと思うと同時に係をお願いした立場として安堵しました。係になられた皆さん、本当にお疲れ様でした。改めて心より御礼申し上げます。 仁尾正文主宰のご意向も踏まえ、皆さんのご賛同の下、東日本大震災の犠牲者に対する黙祷と義援金の募金を行いました。義援金は六万五千九百八十八円が集まり、大会終了の翌日(九月十三日)日本赤十字社の口座に振り込みました。皆さんのご理解とご協力に重ねて感謝申し上げます。 来年度は十年ぶりの日光での大会です。平成二十四年十一月四日(日)、五日(月)の両日、「日光千姫物語」において開催されます。一泊二日になるため、句会の持ち方等について工夫し、充実した大会にしなければと考えています。鶴見一石子栃木白魚火会長の挨拶にあったとおり、世界遺産の地での開催であり、紅葉の一番見頃な時期でもありますので皆さん奮ってご参加いただきたいと思います。栃木白魚火挙げて皆さんのご来県をお待ちしています。 |
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