最終更新日(updated) 2026.01.01

令和8年 白魚火賞、同人賞、新鋭賞
           
      -令和8年1月号より転載

 発表

令和八年度「白魚火賞」「同人賞」・「新鋭賞」発表

  令和七年度の成績等を総合して下の方々に決定します。
  今後一層の活躍を祈ります。
              令和八年一月  主宰  檜林 弘一

白魚火賞
安部 育子
岡  久子

同人賞
高橋 茂子

新鋭賞
佐々木 美穂

  白魚火賞作品
安部 育子

     神 の 山
元朝の寿ぐ空のあをさかな
仏間にも明るさ生けてお正月
正客も飛入り客も賀客かな
葉書二枚寒の水より生まれけり
鉧出しの火の粉の舞ひぬ春きざす
如月の大窯滾る和紙工房
早春の光を流す村の川
自動ドア開き笑顔の春セーター
あたたかやすぐそこにある神の山
鶯の鳴けば里山晴れ晴れし
吟行のペンは三色風光る
古の宿めく野風呂朧月
さくら散るラストシーンのやうな里
国宝の城の開門夏つばめ
海渡る小さき折鶴広島忌
湖底めく峡の十戸や星月夜
読み聞かす文字なき絵本蚯蚓なく
ぐりとぐらゐさうな里の木の実降る
冬の夜や昔ばなしは夢の中
明々と門灯点し年守る

白魚火賞受賞の言葉、祝いの言葉

<受賞のことば>  安部 育子                 

 この度は白魚火賞をいただき有難うございます。
 思いがけない知らせに本当なのかと驚き、私で良いのかと戸惑い…様々な思いでした。
 松江白魚火句会とのご縁は、七年前親戚筋に当たる出雲の木村以佐さんから「俳句に興味があるか?」との問いに「ある」と答えたことからでした。興味はあるが、全く俳句に対する知識がなく、学んだことのない者がいきなり七句を作句することになりました。早々、歳時記と短期間で作句が出来るという本を買い、本当に無謀な始まりでした。
 全く面識のない方々との松江白魚火句会へ、何もわからないまま入会し、当初助詞の一字に悩み、季語の理解もなく、続ける自信を無くすこともありました。しかし寺本先生を始め、句会の皆様の真摯な姿勢と秀句に毎回触れ、句会の学びに夢中になっていきました。俳句を始めて日々の出来事や四季の美しさ等々発見に喜びを得ることができました。改めて我が里の良さを気付かされています。
 まだまだ未熟な私ですが、楽しみながら学びを深めて参りたいと思っています。
 白魚火の白岩名誉主宰、檜林主宰、他諸先生を始め、お世話いただいている全ての皆様に心からお礼を申し上げます。有難うございました。
 今後ともご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。



 経 歴
本  名 安部 育子(あべ いくこ)
生  年 昭和二十七年
住  所 松江市

 俳 歴
令和元年 白魚火入会
令和元年 島根県俳句協会入会
令和五年 白魚火同人


我が里を愛した育子さん   小村 絹代

 育子さん、白魚火賞受賞おめでとう。心からお祝い申しあげます。「松江白魚火会」から白魚火賞受賞者が出ました事、本当にうれしく思います。毎月の句会でも名乗りの多い育子さん。本来の豊かな感性と素質と共に、たゆまぬ努力の結果かと思います。
 育子さんの住む松江市八雲町は、自然豊かな里で、句材の宝庫のような所です。近くには手漉き和紙の人間国宝であった安部榮四郎氏の研究資料や蒐輯した資料を展示する安部榮四郎記念館があります。大人から子供まで和紙作りの体験も出来ます。三椏、楮、雁皮等を元に神業とも思えるような和紙作りです。近くの道の辺には楮を浸す水桶がいくつも並び山からは竹筒を通して山水が音立てて流れています。
  葉書二枚寒の水より生まれけり
  如月の大窯滾る和紙工房
 五月号巻頭に輝いた句より。
 育子さんの俳句のきっかけは、出雲の木村以佐さんの声掛けからと西村松子さんよりの後押しもあり始まりました。最初はとんでもない所に来てしまった、と本人は思っていたそうですが…。
寺本先生始め、当時、在籍中の池田都瑠女さん、福村ミサ子さん等ベテランの中でもまれ成長されて、どんどん力をつけて来られました。令和元年より作句を始め、七年で受賞まで辿りついたことは凄い事かと思います。
  鯉のぼり下ろし寂しき村の空
  ほうたるやつまらぬことに意地を張り
  掃きをれば修行めく日々夏落葉
  十月や紙の神様います里
 何気ない村の風景を詠み、時には自身の心の葛藤を加えたり、幅広い句が出てきます。
  さくら散るラストシーンのやうな里
 七月号巻頭の一句ですが、まさにわが里を映画の一場面にした句には、脱帽でした。
  この里のここに生きよと梅真白
  花八手ころころ遊ぶ村雀
  語らねば届かぬ思ひ冬の月
  生くるとは時に小春日ときに雨
 この里を愛し、自然を愛し、日々の一齣一齣に目をむけ、これからも心豊かな句を詠み続ける事でしょう。
 令和七年五月号、七月号と二度の巻頭を取った育子さん、白魚火賞本当におめでとうございます。
 さらなる高みを目指して、頑張って下さい。
 育子さん、ばんざい、万歳!おめでとうございます。

  白魚火賞作品
岡 久子

     鳥発てり
実千両庭の繁みを鳥発てり
引く波に広ごる浜や四温晴
図書館の大きポスター春立てり
春めくや日向に会話ふくらみぬ
春の日をころがしてゐるガラス玉
手品師の仕掛け見えをり春の昼
あり余る日ざし集めて黄水仙
打ち鳴らす板木の音も夏に入る
初夏の風を回して一輪車
青嵐襖絵の鳥発たせけり
大玻璃戸山へ開きて夏座敷
道草の子に囲まるる落し文
開けてみたきヘルンの机秋うらら
清秋や開け放ちある武家屋敷
裁ち板を畳み秋日を閉ぢ込むる
亀趺の背に入る罅太し秋の暮
色変へぬ松や家紋の釘隠し
日向ぼこ本の栞とする眼鏡
話すことつきぬ二人や蜜柑剝く
立読みの咥へて外す手套かな

白魚火賞受賞の言葉、祝いの言葉

<受賞のことば>  岡 久子                 

 この度は栄えある白魚火賞を賜りありがとうございました。
 思ってもいないことなので、通知を頂きました時には、驚きしかありませんでした。
 市役所在職中から山根仙花先生の奥様とは親しくさせて頂き、ご自宅へ何度も訪問し三人でお茶を頂いたり、花や木の名前を教えて頂いたりと何十年も寄らせて頂いたのに、俳句の話は全くありませんでした。
 退職の後五年間図書館へ勤務していた時、毎月寄贈される「白魚火」誌に仙花先生の名前を見て本当に驚いたのが、俳句との出会いだったような気がします。
 平成三十年、久木句会「ひよこ組」が三原白鴉先生により立ち上げられ、元同僚の四人で入会し七年が経過しました。
 俳句とは無縁の暮しだったので、俳句の種を探すことから始まり、少しずつ種が飛んで来るようになってきたように思える矢先に今回の受賞となりました。戸惑いと喜びが半々という所が正直な気持ちです。
 これまでゼロから導いて頂いた三原白鴉先生には、本当に頭の下がる思いで一杯です。又、「ひよこ組」を立ち上げから引っ張ってこられた諸先輩方のご指導、そしてこれまで続けてこられたのも仲間の励まし合いがあってこそと本当に感謝しています。
 改めまして檜林主宰、奥野先生はじめ諸先生方、句友の皆様に心より感謝申し上げます。
 今後ともご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。



 経 歴
本  名 岡 久子(おか ひさこ)
生  年 昭和二十八年
住  所 出雲市

 俳 歴
平成三十年 白魚火入会
令和三年  白魚火同人


さらなる高みへ ―岡久子さんの受賞を祝う―   三原 白鴉

  先ずは岡さんの白魚火賞受賞をお祝い申し上げます。
 日頃の俳句への取り組みの姿勢と句の内容、そして毎月の成績から近いうちの受賞は間違いないだろうと感じていましたが、その予感が現実のこととなり、我が事のように喜んでいます。最近の充実ぶりは、白魚火集巻頭二回、五句掲載六回、白光集五句掲載四回という令和七年の年間成績が物語っているとおりです。
 その岡さんと初めて出会ったのは平成三十年。私自身が俳句を始めて幾つもの句会に参加した際の経験から、既存の句会は右も左も分からない初心者にとって、色々親切に教えてはもらえるものの、その場その場の対応が主で、体系的には自分で勉強してついていくしかないというところから、新しく俳句を始めようとする人たちに決して親切な場ではない、最初のうちにトータルとしての俳句像を摑むことができる初心者を対象とした句会を作りたいと三人の仲間と「久木句会ひよこ組」(現在の「久木ひよこ組句会」)を立ち上げたときでした。
 岡さんはそこに俳句初心者として入って来られた方々のうちの一人でした。集まった新人七名に、俳句についていろんな細かいことを言います、面白くはないでしょうが三年間は我慢してください、三年経てば楽しくなりますから、と宣言して始めた句会でしたが、有難いことに他の役職と調整が難しく一人離れただけで残りの方は全員この楽しくない三年を乗り切って現在まで続けていただいていて、中でも岡さんは句会の幹事も務めていただいたりするなど後進を含めたリーダー格として活躍していただき感謝しています。
 令和七年一月号 白魚火集巻頭五句
  亀趺の背に入る罅太し秋の暮
  色変へぬ松や家紋の釘隠し
  開けてみたきヘルンの机秋うらら
  清秋や開け放ちある武家屋敷
  秋夕焼湖のほとりの美術館
 令和七年八月号 白魚火集巻頭五句
  打ち鳴らす板木の音も夏に入る
  掃除機の敷居に跳ぬる立夏かな
  初夏の風を回して一輪車
  青嵐襖絵の鳥発たせけり
  大玻璃戸山へ開きて夏座敷
 令和七年一月号の句は、すべて前年十月に行った松江城、武家屋敷周辺への吟行句であり、同じく令和七年八月号掲載句も、同年五月の日本画家小村大雲旧居周辺吟行句三句を含んだものです。岡さんの作句の特徴は、日常の何気ない景や出来事に対する細かい観察と吟行の際の作句の瞬発力、そして的確な描写力にあるのではないかと感じます。本人は気づいていないかもしれませんが、いずれも俳句をやる人が一番備えたいと願っているものを自然と持っているというように見えます。
 そうした岡さんですから、この度の受賞に満足することなく、これを一つの通過点として白魚火の内外を問わず、さらに高い所を目指して精進していただくとともに、句会の仲間を引っ張っていっていただくようお願いしてお祝いの言葉とします。
同人賞
高橋 茂子

     青水無月
冬薔薇鋏の音にこぼれけり
膝に読む絵本のぬくみ室の花
梵鐘のひんやりとあり鳥曇
囀や日差しをはさみ絵本閉づ
紫陽花や櫛におもたき朝の髪
老鶯や午後の紅茶を二人分
ほととぎす水をゆたかに朝の井戸
夫看取る青水無月の夜の潤む
初蟬の空に重さのありにけり
貝殻を波に返す子晩夏光
夏惜しむ宿より橋の先を見て
水辺より暮れはじめたり虫すだく
姿見をていねいに拭く白露かな
しづかなる一日でありぬ熟柿落つ
縫糸のもつれてよりの夜寒かな
研ぐ米のこぼれを拾ふ霜夜かな
霜晴や消印の濃き封書あり
着ぶくれて郵便局へしげしげと
寒波急固く閉ぢたる蜜の瓶
仏飯を茶粥にほぐす冬至かな

-同人賞受賞の言葉、祝いの言葉-
<受賞のことば>   高橋 茂子              

 この度は、同人賞をいただき誠にありがとうございます。六月に夫を見送り、なかなか前を向くことができない日々を過ごしておりました。そんな折、身に余る賞のご通知に、嬉しさとともに困惑もしております。
 父母の介護が本格的となり、定年を三年残して退職しました。ある日父が「老人の介護ばかりしていると心が枯れる。何か心を潤すことをしたらどうか。」と話す中で、俳句を勧めてくれました。俳句の知識が全くなかった私は、自信がなく話を聞くだけで終わっていました。しばらくして、同級生の食事会で、この話をしたら、大隈ひろみさんが東広島の句会に誘ってくれました。介護で悩むことも多々ありましたが、句会のみなさまの温かいご指導のお蔭で、いつしか俳句は、私の心の支えとなり、安らぎとなってきました。
 父母の日課であった庭木や鉢植えの水遣りと手入れは、私の日課となりました。俳句のお蔭で、今まで気に留めなかった庭木や草花の変化に気付くことがたくさんあります。庭に来る鳥や昆虫にも目が向き、その時の日差し、風へとだんだん世界が広がり、自然について知る機会も与えてくれます。その時、歳時記や辞典を開いていろいろな分野を学ぶことも楽しみとなっております。
 夫亡きあと、前を向く大きな、大きな力をいただきました。俳句の世界へ誘っていただいたことに感謝しながら、一層精進していきたいと思っております。
 檜林弘一主宰はじめ、村上尚子先生、奥野津矢子先生、諸先生方、また広島白魚火会のみなさまの温かいご指導に心より感謝申し上げます。
 誠にありがとうございました。


 経 歴
本  名 高橋 茂子(たかはし しげこ)
生  年 昭和二十三年
住  所 呉市

 俳 歴
平成二十一年 白魚火入会
平成二十七年 白魚火同人
令和二年   俳人協会会員

高橋茂子さんのこと   大隈ひろみ

 茂子さん、同人賞受賞まことにおめでとうございます。
 茂子さんは私の同級生です。卒業後は互いに教職に就き忙しい日々を過ごしました。それぞれ結婚の後、長女や長男を出産したのも偶然同じ年であり、どちらも義母に子供たちの面倒をみてもらいながらの勤務だったりと、私たちはたいへんよく似た人生の軌跡を経てきております。そして退職後しばらくして彼女も白魚火に入会し俳句を始めることとなったのです。
 茂子さんはたいへんな勉強家です。彼女は一冊のノートを持ち、そこには俳句がびっしりと書き付けられています。各種歳時記はもとより白魚火誌、「俳句」を初めとする俳句総合誌、その他に彼女が目にして感銘を受けた俳句が一句一句写しとられています。今のノートは何代目でしょうか。そこで学び取ったさまざまな語彙や俳句表現等はすぐに取り入れて自分のものにしていきます。
 茂子さんの句は日常の何気ない一瞬を描いて、情感ゆたかな作品となっているものが多いように思います。
  冬薔薇鋏の音のこぼれけり
  紫陽花や櫛におもたき朝の髪
  研ぐ米のこぼれを拾ふ霜夜かな
 今年、茂子さんは最愛の夫君を亡くされました。
  夫看取る青水無月の夜の潤む
  星流る夫の遺愛の腕時計
  風鈴や遺影の夫と笑み交はす
 悲しみは句を詠むことによって少しずつ昇華されていくようです。これからの年月をきっと俳句が支えてくれることでしょう。
 今後は身の内にわき出る言葉を汲み取り、茂子さんしか詠めない句を目指していかれることを願っています。

   新鋭賞 
    佐々木 美穂

   メタセコイア
大屋根に湯気立ちのぼる寒造
退勤の道の明るさ日脚伸ぶ
眼前を突つ切る雉の赤き頰
囀の空の青さに溶けゆける
止めどなく空翳らせて花吹雪
藤房を斜めに風の通り抜く
暮るるまで母と向き合ひいちご摘む
飾り羽広げ代田に鷺の立つ
母の字のレシピをめくり梅漬くる
芭蕉像背に満天の鱗雲
もうひとつ含みて甘きおんこの実
野葡萄のしづく湛へて一都句碑
冬館メタセコイアの静かなる
峠道雨より変はる霙かな
ごぼ天の揚げたてさくと小晦日

新鋭賞受賞の言葉、祝いの言葉

<受賞のことば> 佐々木 美穂                

 この度は新鋭賞をいただき、誠にありがとうございます。受賞のお知らせをいただいた時は状況が把握できず、驚くばかりでした。檜林弘一主宰をはじめ、白魚火の先生方、句会の皆様に心よりお礼申し上げます。これからさらに鍛錬してまいります。
 母が白魚火に投句しているのは知っており、句会や大会にも楽しそうに出掛けていくのでよかったな、いい趣味を持って何より、と他人事のように見ていましたが、ある日奥田積先生に声を掛けていただいたことをきっかけにあれよあれよと私も俳句をすることになっていました。
 初心者の私にとって、分からないことを聞ける人がすぐそばにいることはとても恵まれていたと思うし、母という俳句の先輩が近くにいてくれて本当に幸せだったなと感じています。
 郵送で丁寧に添削くださった奥田先生と同じ句会に参加できたこと、東広島の溝西澄恵先生と白魚火土曜句会の皆さんが本当に熱心で、認め合い伸ばし合う姿勢を持つ素晴らしい仲間であること、そんな環境の中のびのびと楽しく学ぶことができていることに心から感謝しています。リモート句会は上手な先輩方に揉まれて貴重なアドバイスをいただける贅沢な学びの場で、ここでの時間も私にとっての財産になっています。また、大会で出会った句友の皆さんにも毎回お会いできるのが楽しみで、俳句を続けていくモチベーションになっています。みなさん本当にありがとうございます。
 じっくり観察し、心を動かし、推敲し、素直な気持ちを大切に俳句と向き合い、学び、成長していきたいです。これからもご指導よろしくお願いいたします。

 経 歴
本  名 佐々木 美穂(ささき みほ)
生  年 昭和五十三年
住  所 東広島市

 俳 歴
令和元年 白魚火入会
令和七年 白魚火同人


    佐々木美穂さんの横顔   奥田 積

 美穂さん、この度の新鋭賞受賞おめでとう。
 美穂さんとは令和元年十一月、広島大学で行われた夏井いつきさんの講演会で母上の佐々木智枝子さんと共に参加されていた際に出会う。「俳句に興味がおありなら、母子でされている方も多いですよ。ぜひ作ってみられては。」と通信句会にお勧めした。
 その後天神句会へ投句開始。白魚火に入会。以降着実に力をつけてこられた。
 白魚火土曜句会へは令和二年十月から参加された。句会では、独特な視点で選評を出来る人である。
 何事にも積極的で、令和四年からは全国大会にも参加し、令和五年十一月からはリモート句会にもチャレンジされている。俳句を上手になるために意欲的に取り組む姿が印象的である。
 松山大会では広島地区のスケジュールの推進など、なくてはならない役割を立派に果たされた。
 今後の期待の新星である。

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